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​邸 インタビュー

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整理術の ネクスト・ステージ

 

幸福感あふれる家づくりへ・・・

モノも少なくなり、快適に暮らせるようになったFさま

片付けと出逢った当初から気になっていた『その先の暮らし方』のお話をさせていただきました

渡邊 基久子

モノは、厳選されつつあるので

この先は、家の中にたくさんの『幸福感』を詰め込んでいただきたいなと思います

Fさま

次の段階にきているということなんですかね・・・?

 

渡邊 基久子

モノに関しては、先ほど室内を拝見しながら配置変更など、お伝えしましたので、またご自身で動かしていけると思うのです

あとは、いまのFさまの感覚にフィットする家具や、心穏やかに過ごすための間接照明を選んでいくことが必要かな?と感じます

新しいモノを買うことは、意外とハードルが高いんですよね

 

Fさま

ハードル、高いですね・・・

 

至福のモノ選び

​育てたいのは、本質を見抜く『眼』

渡邊 基久子

過去から何気なく持ち続けてきたモノを手放して、今の自分にフィットする感覚を知るときって

『わたし、こんなモノ好きだったんだ』という新たな発見が、たくさん起きてきます

2017年秋の『インテリアショップツアー』でご紹介した

青山のインテリアショップ、とても気に入ってくださったと思うのですが

そのとき『わたし、こんな空間が好きだったんだ!?』って、ちょっと意外に感じませんでしたか?

Fさま

思いました・・・

あの後、1人でも行ったって言いましたっけ?

 

渡邊 基久子

お1人で、もう1度、行かれたとお伺いして、こういう空間が好きだったのだと気づくことの尊さ

そのような空間にお客さまをご案内できる機会の貴重さを実感しました

ホンモノの空間が持つ圧倒的なチカラは上質な空間になると、カラダに、ものすごく入ってくるんです

 

最高のモノの圧倒的な存在感、デザイナーのセンス、職人の魂に触れること

家具の背景には、たくさんの『モノ語り』があって、モノだけではなく、その背景も含めた全てのエッセンスを受けとっているのです。ですから、それを体験しないのは、とてもモッタイナイことだと思うのです

 

 

Fさま

わかります

インテリアショップで、ひとつ思ったことがあって・・・

わたしは周りの雰囲気に左右されて、モノの本質を見抜く眼を失うことがあるのですけれども

基久子さんは、モノを客観的に冷静に見れているのだな・・・と感じたのです

 

 

渡邊 基久子

そうですね・・・

私は、いつも、たくさんのモノを見ているので、1つのモノを見ているようで

その『背景』も一緒に、大きな眼で見ていることはあります

お客さまの家具選びをお手伝いさせていただいていると

『プロに依頼するとラクですね』と、おっしゃっていただけます

もしご自分で探そう思ったら

『どの店を見たらいいのだろう?』という迷いから、はじまり

『どれを選んだら良いのだろう?』と悩み

『これで本当に良いのだろうか?』と考え・・・疲れてしまいますよね?

 

 

Fさま

わかる〜!わかる〜!

 

 

渡邊 基久子

たくさんの家具を見ているからこそ『お客さまの家具は、これです!』とオンリーワンを、ご提案できる

そして、その1つは、わたしにとって、確信でしかないのです

 

Fさま

そうなんですよね、そうなんですよね・・・

それは自分の仕事に置きかえて考えても、同じですね

自分の専門分野に関しては、長年の知識と経験から確信を持って伝えられることがあります

整理術的人生デザイン

 

暮らしやすい家をつくること=人生を美しくデザインすること

渡邊 基久子

わたしはプロフェッショナルってモノゴトの『全体性』が見えている人のことではないか?と思っているのです。

全体性が見えているからこそ、今、何をすべきかがわかる。だけれども、全体性が見えていなかったら

今、何をすべきか?どこへ向かうべきか?わからず迷ってばかり、になってしまいますよね?

プロフェッショナルって、モノゴトの全体が見えている、その手順を知っている、

どうしたら目的の場所へたどり着けるか?その道案内ができる人のことではないかな?と思うのです

 

Fさま

やっぱり、家具選び、お願いしたいです!

暮らすという意味では、なぜか?『できてる』って思い込んでしまっているのですよね

 

 

渡邊 基久子

現状に問題意識を持てるか持てないか?というところが、大きいと思うのです

モノが多くて暮らしにくい家に住んでいても、それを問題だと思っていなければ暮らしにくさは、そのまま続いていきます。

いつも何かモノをよけて歩いたり、モノをどかして扉を開けたりしていると、そういう『不自由さ』が習慣になってしまって、人生に同じような現象を起こしてしまう。何かをしようとした時に困難な状況を自分に課してしまうのですよね

 

 

Fさま

そういう意味で、本当に部屋の状態とか、何を、どう食べているか?って、人生とつながっているのですよね?

おそろしいことに気づいちゃったと思って・・・本当に!

 

 

 

渡邊 基久子

部屋を暮らしやすくデザインすることは、人生を生きやすく美しくデザインすることと同じ、ですよね?

たくさんのモノと暮らしているとカラダも重くなっていくのですが

モノを手放していく過程において、だんだん元気になっていく、カラダが軽くなっていく

 

 

Fさま

はい、はい!

 

 

 

渡邊 基久子

それは、モノを手放していくことと、カラダの老廃物とか、毒素とか、病気とか

そういうモノを手放していくことがつながっている、というイメージです

 

 

 

Fさま

なんか、それはすごい、わかる気がします

 

 

渡邊 基久子

スグ目の前の景色を整えて

より良い人生を『デザイン』していきたいですよね!

 

最愛のモノからのメッセージ

『好き』がわからないのは、本当の『好き』に出逢っていないから

Fさま

会社の机の書類が、だいぶ減りました

前は、机の上にも書類があったのですけど、いま、全部しまってから帰っています

 

 

 

渡邊 基久子

次の日の朝の気分が変わりますよね?

出勤してきて、クリアな机を見たときと、モヤっとした机を目にするのでは朝の気分が違うと思います

それが習慣になると出しっぱなしが『キモチ悪い』と感じるようになってきます

その『キモチ悪さ』を感じられない状態が、多すぎるモノの中に暮らしていることのリスクです

視覚情報はダイレクトに脳に飛び込んできますので

​目の前の景色が混乱していると、思考や、行動も、混乱しがちになります

Fさま

わたし、2〜3年かけてわかったのだと思います

整理術を実践しながら・・・です

ずっと同じことを言われていたと思うのですが

コトバの本当の意味が、わかっていなかったのです

 

 

渡邊 基久子

理論と実践を繰り返していく中で

言葉が腑に落ちる瞬間があるのですよね

 

 

Fさま

ムズカシイですね・・・

 

渡邊 基久子

オンライン講座の受講生さまが、配信動画を繰り返し見てくださるのですが

見るたびごとに入ってくるコトバがチガウと、皆さん、おっしゃいます

 

Fさま

あ、ちがう、ちがう・・・

 

渡邊 基久子

その時の自分の状態によって、意識が、どのコトバを拾うか?が変わってくるのです

Fさま

聞くときによって、引っ掛かる部分が違うんですよね

 

渡邊 基久子

それは、人の変化の早さ、とも受けとれると思うのですが・・・

自分自身にとって、つい最近まで、あたり前だったことが、ある時、ふっと、あたり前ではなくなる

『人生を変えたかったら、変えるべきは、自分ではなく環境だ』というコトバがあるのですけれど

環境を整えていくと、自分もどんどん変わっていく

Fさま

その環境を変えるために『好きなモノを知る』というのは

ある意味、自分を見つめる作業・・・ですよね?

 

 

渡邊基久子

そうですね、雑多なモノを手放して

自分を真摯に見つめない限り『本当の好き』は見えてこないので

これが好きだと思っていた・・・みたいな曖昧な世界に存在し続けることになるのです

 

Fさま

わかります・・・。

インテリアショップツアーのご案内をされていたときに

『好きがわからないのは、本当の好きに出逢っていないからかもしれません』と書いてあった

あのコトバが心に刺さりました

 

 

渡邊基久子

モノが散らかるのも、本当の好きに出逢っていないから

心を満たす何かを得たいのだけれども、満たされないモノばかり持ち続けていると

これも、あれもチガウと思って、モノが増えていってしまう

 

Fさま

その感覚って、わたし、基久子さんに教えてもらったから

わからないなりにも早く出逢えたかな?と思っているのです

そういう機会がなかったら・・・と思いますね

 

渡邊基久子

モノが増え続けてしまいますよね

だけれども、これが欲しい!と思える『オンリー・ワン』に出逢えると

迷いなんて吹っ飛んで曖昧になっていたモノたちともサッパリとお別れできる

 

Fさま

コレは、インテリアショップツアーのときに

『これ!欲しいっ!』と思ったカップ&ソーサーです

Fさま

1個か2個か正直迷ったんですけれども

今の自分だったら1個でいいやと思って・・・

 

 

渡邊基久子

数もそうですよね、ペアで買わなきゃ!と思うと、ハードルが高くなるけど

1つで良いと思えれば手に入れやすいし、カップはペアでなくても良いと考えることもできる

 

 

Fさま

そう考えられると、またひとつ自由になれますよね

 

渡邊基久子

いろいろな思いこみを『モノ』とのつき合い方から解除していくのが『整理術』

モノを片付けているようで、実は、モノのことだけではない、捨てることだけではない・・・

モノを究極に美しくモノを置こうとすることにも、そんな意図があるのです

日常において、このレベルはあり得ないだろう・・・という、ネクスト・ステージレベルを魅せて

生活って散らかるモノでしょう?混沌としているものでしょう?という概念を変えて

究極の美しさを手にいれるからこそ、散らからない空間が完成されていくのです

 

 

Fさま

最終的には、ありきたりと言われる日常を

いかに楽しく、心豊かに過ごすか?だと思うのですよね

 

 

渡邊基久子

毎日のコトって飽きるでしょう?

毎日ご飯をつくること、毎日、掃除すること、毎日暮らすことも・・・

だけれども、その毎日の暮らしにこそ、価値があると思うし

そこに豊かさを見いだせる人こそがシアワセな人なのではないか?と思うのです

 

Fさま

それは、本当に・・・

 

 

 

Fさま

その暮らしを、どう彩るか?どういうモノに囲まれているか?というのが大事なのですね。

そうですね、ほんとそうですね!

 

渡邊基久子

他に、ご質問などありますか?

 

Fさま

インテリアのコーディネイトを、お願いしたいのですけれども・・・

 

 

渡邊基久子

先ほどご提案した、本とか食器などモノの移動をして、それから考えていきましょうか?

 

Fさま

家具のときに、間接照明も、お願いします!